先輩インタビュー

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画像:新卒採用 3年目 Aさん

悔やまれる経験を胸に勉強を重ねる日々
いつか先輩から受けた優しさ後輩に返したい

新卒採用 3年目 Aさん

看護師としての辛い経験を忘れず、
患者さんの望むケアができる看護師になりたい

新卒で当院に入職し丸3年が経とうとしています。地元就職を希望していたので、実家から距離が近く通いやすい当院への就職を決めました。入職当時から、いろいろな疾患を扱う内科病棟に配属となりました。
3年間の勤務のなかで、忘れられないケースがあります。
当時私はターミナル期の患者さんを担当しており、この患者さんに「治療中で飲めなかった大好な飲み物を用意して口元に付けてあげよう」と計画したことがありました。嚥下も難しい状態でしたが、せめて香りだけでも最期に感じ取っていただいきたいと思ったからです。
ところが、医師の許可を得て飲み物を用意したその日に、患者さんは亡くなってしまいました。状態も悪くなってきているのが分かっていましたから、もう少し自分が早く動いていたら最期に好きなことをしてもらえたのにと、今でも思い出すことがあります。
この経験や思いは忘れないようにし、この先も患者さんのためのケアに生かしていきたいと思っています。

医師や先輩看護師から受けた恩を、今度は自分が返したい

幅広い内科疾患の中で知らない疾患があれば個人的に勉強することはもちろんですが、画像の見方、使用薬剤、検査などで分からないことは、同僚と一緒に直接医師に質問することもあります。先生方もきちんと教えてくださるので、とても勉強になります。
先輩方もとても優しく親切です。師長が率先してスタッフのことを気にかけてくださる方なので、それが病棟全体に伝わり雰囲気を良くしているのだと思います。新人の頃のプリセプターの先輩にも、たびたび声をかけていただき、悩みごとの相談に乗っていただいたこともありました。感謝しかありません。これからは、先輩方から受けたものを返したいと思っています。入職してきた新人さんには最初に、「みんな優しいから不安に思わなくても大丈夫だよ」と声をかけてあげたいです。

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