先輩インタビュー
リハビリの奥深さと重要性を感じながら
患者さんごとに組まれたチーム医療を実践
副看護部長 男性看護師 Mさん
リハビリテーションは、今の時代にとても必要とされる分野です
もともとは養護老人ホームで仕事をしていたのですが、いろいろな疾患について勉強したいという思いから、准看護士を経て看護師になりました。当院開設2年目、31歳で入職し現在17年目です。
2015年の立ち上げ時からこの病棟に関わっていますが、知れば知るほどこの時代に必要な場であることを実感しています。病気を治すだけではなく、患者さん自身の口から食べられるようになること、歩いて帰ることができることがとても重要です。食べることで筋肉がつき運動ができるので、長い期間をかけても食べられるようになって帰ってもらう、そこにリハビリの存在意義を感じていますし、自分にとっても転機になったと思っています。
患者さんとの付き合いが長くなるからこそ必要となるチーム医療
リハビリでは患者さんとの関わりがとても長く、当院では平均58日の入院期間があります。その間やはり情もうつりますし、何とかしてあげたいという気持ちにもなります。リハビリはやったらやっただけ、その回数に依存しますので、繰り返し粘り強くやることでできるようになっていきます。いかに早く手が離れていくかが専門家としては重要なところであり、また、よくなっていくことが見えるので、やりがいも感じられると思います。
さらに当院では、看護師、医師、POT/S、MSW、栄養士のワンチームで患者さん一人ひとりを看ています。カンファレンスを密におこない小さなことでもチームで共有し、ただ動けるようになるのではなく、実際にその動作を使った日常生活を送っていけるようにする、ADLを上げていくことを目指しています。
リハビリの看護は、患者さんのことを自分の家族など大切な人のように思い相手の立場になって考えられる人、人の気持ちが分かる人に向いている仕事だと思います。そういう人と一緒に仕事をしていけたら嬉しいです。